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日本国債がAa3からA1に格下げ。住宅ローンへの影響は

2014年12月1日、格付け会社のムーディーズが日本国債の信用格付けをAa3からA1へ1段階格下げしました。日本国債は2011年にも大手の格付け会社から格下げを食らった経緯があります。はたしてこうした格下げが住宅ローンに与える影響はあるのでしょうか?

 

長期的な格下げはローン金利急騰のリスクあり?

ちなみに、2011年のときも記事にしました。
参考:国債格下げにひそむ変動金利住宅 ローン のリスク

さて、約3年ぶりの国債の格下げです。
まずは、格付とは何か?ということを説明します。

格付とは

格付けというのはその国や企業などの借金返済の信用度を評価したものです。
下記のように表示されています。

ムーディーズ
S&P
信用格付の評価

投資適格
健全性が高く、債務の履行(債券の償還等)に対して問題がないと判断される格付。

Aaa
AAA
最上位の格付け。債務履行の確実性が最も高い。
Aa
AA
債務履行の確実性は極めて高い。
A
A
債務履行の確実性は高い。
Baa
BBB
債務履行の確実性は高いが、将来確実とはいえない。

投資不適格
健全性にやや問題があると判断される。今後の債務の履行について問題がある。

Ba
BB
債務履行に当面問題はないが、将来確実とはいえない
B
B
債務履行の確実性に問題があり、将来債務不履行(デフォルト)となる可能性がある。
Caa
CCC
現時点で不安定な要素があり、将来的に債務不履行(デフォルト)となる可能性がある。
Ca
CC
債務不履行(デフォルト)となる可能性が高い。
C
C
債務不履行(デフォルト)となる可能性が極めて高い。
D
D
現時点で債務不履行(デフォルト)をおこしている。

(上記の表は「債券投資と信用格付」より引用)

今回はムーディーズによって格付けが従来のAaランクからAランクへと引き下げられた形になります。以前評価としては「債務履行の確実性は高い。」という形ではありますが、信用度が下がったことには間違いありません。

 

格付けが下がると住宅ローン金利はどうなる?

格下げが本当に適切かどうかの議論はここではおいておきます。

格下げによって多くの投資家が「日本国債は危ない(信用リスクが高い)」と感じてしまうと危険です。一般に債券は信用リスクが高くなると、そのリスクに応じたプレミアム(上乗せ金利)を求めるようになります。

すると、表面金利の低い日本国債は売られ価格下がることでプレミアム分を調整しようとします。この詳しいしくみは「債券の価格と金利の関係」をご覧ください。

住宅ローンの金利というのは長期金利にほぼ連動することになります。となると国債が売られて金利が上昇すると住宅ローン金利は大幅に上昇するリスクがあるということになります。

現状のように1%を切るような金利水準から3%、5%といったような高い水準になることも否定はできません。

 

直近での急激な上昇の可能性は低い

過度に心配する必要はありません。
現状では国債金利が急激に、急速に上昇するというリスクはそこまで高くはありません。
異次元緩和による日銀による国債購入などにより買い手が存在するからです。

ただし、長期的な目線ではわかりません。
日本国のリスクが多くの投資家や諸外国から意識されだすと国内だけでの対応は難しくなってくる可能性があります。急速ではなくともジワリと金利が上昇していくという可能性は否定できません。

となると今の超低金利が日銀等によって維持されている内に「35年固定金利」のような有利な金利での住宅ローンを組むというのは一つの合理的な手段だと思います。

12月2日 しょう

 

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