コラム引越し・新生活公開日

冷蔵庫の搬入、「本体幅+10cm」で決めてよい?

執筆:住宅ローン比較.com 編集部 / 情報確認:2026-10-18

この読み物のポイント

幅の目安だけで決めず、型番・経路の寸法・写真を販売店や搬入業者へ渡し、搬入方法と追加費用を注文前に確認しましょう。

幅70cmを仮定し、パナソニック公式通販の左右5cmずつでは目安80cm、日立FAQの左右10cmずつでは目安90cm程度。幅だけで搬入可否を決めず、機種と経路を業者に確認。

冷蔵庫の搬入は「本体幅+10cmあれば大丈夫」と一律には判断できません。メーカーの案内でも必要な余裕幅の目安は異なり、廊下の曲がり角や階段では奥行き・高さも関係します。新居用に注文する前に、型番と経路の寸法・写真を販売店や搬入業者へ渡し、搬入方法と追加費用を確認しましょう。

「左右5cm」と「左右10cm」では、確認する幅が変わる

パナソニック公式通販の冷蔵庫・冷凍庫ガイドは、手掛け部分を含む本体幅に左右5cmずつを足した幅を案内しています。一方、日立の冷蔵庫FAQは、本体の寸法に左右それぞれ10cm程度を加える目安です。

表は横にスクロールして確認できます。

案内にある本体幅を70cmと仮定した場合の搬入幅の目安
確認した案内左右に足す目安幅70cmでの計算注意点
パナソニック公式通販左右5cmずつ70+5+5=80cm手掛け部分を含む本体幅を使う
日立の冷蔵庫FAQ左右それぞれ10cm程度70+10+10=90cm程度搬入・設置の可否は販売店と相談する

70cmは仮定で、特定機種の寸法ではありません。80cm・90cmは各案内の余裕幅を足した目安で、通路がその幅なら必ず運べるという判定ではありません。

確認すべきなのは、購入する機種と実際の配送条件で必要な幅です。別のメーカーや店舗の目安を流用せず、販売店へ「この型番を、この経路で運ぶ場合に必要な寸法」を尋ねてください。ドアや手すりを外す前提にした自己判断も避けましょう。日立は、冷蔵庫本体のドアを自分で取り外さないよう注意しています。

置き場だけでなく、建物の入口からキッチンまでを測る

冷蔵庫が置き場に収まっても、玄関や途中の角を通れるとは限りません。型番の寸法図で幅・奥行き・高さを確認し、経路のどこが最も狭いか、どこで向きを変えるかを写真と寸法で伝えます。

販売店・搬入業者へ渡す寸法と写真
場所測って残すこと一緒に伝えること
建物入口・エレベーター扉を開けたときの幅・高さ、かご内の幅・奥行き・高さ入口からかご内までの写真、利用できる経路
階段・踊り場手すりや出っ張りを含めた通れる幅、上方の空間、踊り場の奥行き階段の形と向きを変える場所の写真
玄関・室内ドア実際に扉を開いた状態の通れる幅・高さドアノブや郵便受けなどの突出、扉が開く範囲
廊下・キッチンへの曲がり角角の手前と先の幅、天井・梁の高さ、周囲の空間直進から曲がり終えるまで分かる複数方向の写真
設置場所置き場の幅・奥行き・高さ、周囲の壁や収納との間隔機種指定の放熱スペース、扉・引出しが開く範囲、コンセント位置

間取り図に書かれた寸法だけで済ませず、ドアや手すりがある状態で通れる空間を測ってください。曲がり角は、幅の数字や平面の対角線だけで通過を確定させず、冷蔵庫の奥行き・高さと周囲の空間を業者に確認してもらいます。

設置後の放熱スペースは、運ぶときの余裕幅とは別です。機種の説明書に従い、冷蔵庫の扉やケース、隣の収納が開けられるかも確かめましょう。壁に沿って置けても、引出しが最後まで使えない配置では日常の不便が残ります。

下見・階段作業・別経路の費用を、注文前に確認する

全日本トラック協会の「引越に係るQ&A」(2026年2月)は、新居を下見せず利用者からの情報で搬入可否を判断する場合が多いと案内しています。不安があれば搬入先の下見を相談し、実費がかかる場合は事前に費用を確認してください。

新しく買う冷蔵庫は販売店の配送担当へ、今の冷蔵庫を持っていくなら引越業者へ、次の点を尋ねましょう。パナソニック公式通販も、住居の構造によっては設置できない場合や追加費用を伴う設置の提案があると案内しています。

「入らなければ窓から運ぶ」と先に決めず、その方法を業者が実施できるか、建物側の承諾や養生の条件があるかを確認します。共同住宅で経路や共用部の扱いが分からなければ、管理会社にも問い合わせてください。自己判断で設備を外したり、無理に押し込んだりしないようにしましょう。

内覧で測り、型番を決めたら配送条件を照合する

  1. 内覧・引渡し前:入口から置き場までを測り、写真に「玄関の開いた扉と枠の間」など測った位置を書き込む。入れない場所は未測定と残し、売主・不動産会社に再確認できる日時を聞く。
  2. 機種を選ぶとき:型番とメーカーの寸法図を用意し、上の確認票を販売店・搬入業者へ送る。幅が足りるかだけでなく、角や階段を含む経路全体と設置条件の回答をもらう。
  3. 注文・見積もりの確定前:追加作業、下見、搬入できなかった場合の条件を確認する。不明な経路が残るなら、下見後に機種や配送方法を決められるか相談する。
  4. 配送前:型番や経路、建物条件が変わったら担当へ連絡し、作業・料金・日時を再確認する。

問い合わせ文例:「型番○○を搬入予定です。玄関の通れる幅○cm・高さ○cmで、途中に写真の曲がり角があります。寸法図と経路写真で判断できますか。下見や追加作業が必要なら、注文前に条件と費用を教えてください」

入居費用を決めるときは、本体の購入価格に加え、搬入・設置に必要な作業も見積もりへ入れましょう。引越しの見積もりと解約時の費用、家電サブスクの利用期間と返却費用、住宅購入にかかる諸費用も確認し、冷蔵庫を運べる条件と入居予算をそろえてから依頼してください。

出典と確認日

情報確認:2026年10月18日。搬入・設置の可否と料金は、実際の機種・建物・作業条件を販売店や搬入業者に伝えて確認してください。

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