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返済額軽減型の繰上返済のメリット、デメリット

住宅ローンの繰上返済における返済額軽減型のメリットは、一度支払いを行うことで、以後の住宅ローンの支払額がその金額に応じて軽減されることになるため、繰上返済後の生活設計がより楽になるということが挙げられます。対して、利息等の総支払い総額の軽減効果は期間短縮型の方が高くなるので、利息負担総額の軽減には大きくは寄与しないというデメリットもあります。

なお、一般的に繰上返済と呼ばれる場合には「期間短縮型繰上返済」という方法がとられるケースが多いです。詳しくはリンク先をご覧ください。

 

返済額軽減型繰上返済のしくみ

繰上返済の返済額軽減型のしくみ
※元利均等返済、金利変動はないものとする

繰上返済における返済額軽減型のしくみは左の図のように見ることができます。図における右下のグレーで塗られた部分が繰上返済を行った部分です。

繰上返済の実施によりちょうど、繰上返済をした元本部分に相当する利息額についても減少することになりますので、利息の軽減効果は、図の右上のグレー部分が該当します。

これによって、繰上返済をおこなった以降の月々のローン返済額はグレーの部分分がそっくり小さくなることになります。

返済額軽減型繰上返済のメリットはすぐに繰上返済の効果がでるということです。翌月からの返済額が小さくなるのでその分、家計に余裕が出るということになります。

一方のデメリットとして、「期間短縮型」の繰上返済とは違って、支払い利息軽減効果が低いということが挙げられます。

 

返済額軽減型の繰上返済シミュレーション

実際に、返済額軽減型で繰上返済を行う場合のシミュレーションを行っていきます。ここでは、以下の例で計算をしていきます。

繰上返済シミュレーション
借入総額3000万円。 30年返済で100万円の繰上返済を行った場合 

返済時期による利息負担額減少のシミュレーション
繰上返済時期
3年後
5年後
15年後
利息軽減額
45万円
42万円
24万円
月々の返済額軽減額
4435円
4672円
6856円
金利は年3%と仮定する。

返済時点の金利による利息負担額減少のシミュレーション
金利
3%
5%
7%
利息軽減額
45万円
82万円
122万円
翌月以後の返済額
4435円
5639円
6885円
住宅ローン設定後3年目に繰上返済を実施したと仮定する

以上のシミュレーションから、月々の利息軽減額については、期間短縮型のほうがはるかに高い軽減効果があることがわかります。

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