住宅ローン比較.com>住宅ローンのリスク管理>収入ダウンに対して備える>ローン返済期間
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住宅ローン返済期間の設定は長めに設定しておく
総支払額は大きくなりますが、ローンの返済期間を長期化しておいた場合、その分当然ですが毎月の返済額も小さくなります。毎月のローン返済額が小さければ、いざ収入ダウンという事態になった場合であっても毎月の返済額が小さくなることから家計へのインパクトは少なくてすみます。ここでは、返済期間の違いによる毎月の返済額の違いを検証していきます。
ローン返済期間の違いによるシミュレーション
まずは、ローンの返済期間お違いによる、収入ダウン時のインパクトをシミュレーションしていきます。ここでは、月収35万円で、ローン残高3000万円、ローン金利3%(固定)、元利金等返済の場合で考えます。
返済期間が35年の場合
毎月の返済額は115,000円となります。月収に占める返済率は11.5/35×100=32.8%
となり、住宅ローンの負担率は月収に対して32.8%となります。ここから月収が仮に10%ダウンしたと仮定するとその負担率は38.5%と上昇しますが、返済が不可能な範囲ではありません。
返済期間が25年の場合
毎月の返済額は142,000円となります。月収に占める返済額は14.2/35×100=40.5%
となり、住宅ローンの負担率が40.5%となります。ここから月収が仮に10%ダウンしたと仮定すると、その返済率は45%となり、収入の半分近くが返済に回ることになってしまいます。
このように、住宅ローンの返済期間が長いほど月あたりの返済額は少なくて済みます。このケースのように、期間を短くした住宅ローンの場合月々の返済額はそれに応じて大きくなりますので、仮に収入がダウンしてしまった場合は、さらに家計に占める負担率は大きくなってしまいます。
このようなリスクを避けるためにも、住宅ローンの毎月返済額は当初から余裕を持たせて収入の20〜30%前後に抑えておくことが重要となります。
余裕が有る時は繰上返済で早期返済に挑む
そのように有る程度長い期間の住宅ローンを最初は設定しておき、その後収入に余裕がある、貯蓄に余裕があるというのであれば「繰上返済」という方法をとることで早期返済を実現することは可能です。
長めに借りておいて、結果的には短く返し終えるというローンの返済方法がリスクを考えた上でも大変重要といえます。
詳しくは「住宅ローンは長期で借りて短期で返済するのが安心」も参考にしてください。
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|-金利変動による負担額
|-繰上返済と借り換え
|-金利変動に備えるローン設計
・収入ダウンに対して備える
|-年収別の住宅ローン借入限度額
|-ローン期間を長くする
|-失業時支援保険
|-病気や怪我に対する保険
・建物(家屋)への災害に対して
|-火災保険
|-地震保険
|-自然災害時返済一部免除特約
・転職・独立は信用度が落ちる
・転勤・転居を想定しておく
・金利キャンペーンに注意
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