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借入当初金利優遇住宅ローン比較

近年多い住宅ローンに住宅ローンキャンペーンなどを通じて当初期間の住宅ローンをかなり割安な金利で提供してくれる住宅ローンが増えています。ここでは、そうした住宅ローンについて具体的な実例を挙げながら借入当初のローン金利が優遇されている住宅ローンについて比較していきます。

 

借入当初の金利が優遇されるキャンペーンには注意

最近、固定期間優遇型の住宅ローンに多いのが○日〜○日までに契約してくれたら、当初数年間の金利を0.8%に優遇!などのチラシや宣伝文句が踊っています。こうした特定の期間のみ住宅ローンの金利を優遇するキャンペーンを「借入当初金利優遇住宅ローン」と呼びます。「金利キャンペーンには注意」の項目でも解説していますが、特に当初期間のみの金利キャンペーンには注意が必要です。

当初の返済額だけをみて「これなら俺(私)でも大丈夫!」と思って契約してしまい、その後の返済がおぼつかなくなるというケースが増えてくると思っています。

当初優遇型の住宅ローンの場合、その期間が数年間の間、特別に安くされた金利で返済ができるという住宅ローンです。多くの場合2年〜5年程度となっており、期間が短いほど優遇される金利も小さくなります。

例えば3000万円の住宅ローンで、当初2年間の金利が0.8%、その後は変動金利(仮に4%とします)となる35年長期住宅ローン(元利金等返済)を見ていきましょう。

当初返済額:82,000円
3年目以後返済額:130,000円

このように、キャンペーン期間が終了した後は、約5万円もの住宅ローンの負担額が増大してしまうのです。どうしても人間は目先に目が行ってしまうので、最初の当初返済額を見て、8万円くらいなら今の家賃と同じくらいだし…。などと考えて契約してしまう恐れがあります。しかし、キャンペーン期間が終わった後は、金利は通常の金利となってしまいます。さらに変動金利の場合はその後の経済情勢により金利は変わります。仮に3年目の金利が6%になるという場合は月々の返済額は16万円と、当初返済額の2倍にもなってしまいます。今は確かに金利は安いかもしれませんが、将来の返済プランについてもしっかりと検討しないと大変なことになるリスクが高まります。

なぜ、こうした金利キャンペーンが多いのでしょうか?ここからは半分想像も入ります。

住宅ローンの利用については所得制限があります。例えばある基準では年収の30%以上を返済額としてはならないという基準があるとすると、当初の返済額8.2万円ですから年収が330万円あれば上記条件の住宅ローンを利用することができます。しかし、仮に固定金利3%の長期住宅ローンの場合当初の返済額は約11.5万円です。こうなると、必要となる年収は460万円になってしまいます。
こうなると一部の人は住宅ローンを利用できないケースもでてきます。金融機関側では多くの人に住宅ローンを貸し出すためにもこうした当初期間の金利を極端に安くしているケースもあるのではないかとかんぐってしまいます。

ともかく、住宅ローンの金利キャンペーンは上手に活用できれば住宅ローンの負担額を少なくすることができるのは確かです。(キャンペーンがある場合と無い場合ではある場合の方が総負担額は小さくなるでしょう)ただし、こうしたリスクもはらんでいるということをしっかり認識してキャンペーン終了後の返済までをしっかりとシミュレーションするのが賢い金利キャンペーンの活用法といえるでしょう。

 

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