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住宅ローン減税と預金連動型住宅ローンの活用術
住宅ローンの利用者に関しては支払った所得税・住民税から1〜1.2%の税額控除が可能な住宅ローン減税という制度があります。この制度と大変相性が良いのが東京スター銀行等で提供されている預金連動型住宅ローンです。
預金連動型住宅ローンでローン減税(控除)の恩恵を100%受ける
住宅ローン減税はローン残債に対して最大1〜1.2%を税額控除することができる減税制度です。くわしくは「こちら」をご覧ください。
この減税制度(控除制度)と預金連動型住宅ローンは大変相性の良いシステムになっています。
たとえば、東京スター銀行の預金連動型住宅ローンは、住宅ローンの残債のうち、預金されている金額分をローン金利の対象としないということが可能です。
(残念ながらスターワン住宅ローンは2014年3月末で新規受付を終了しております)
つまり2000万円の住宅ローンを組んでおき、2000万円の預金をしていればローン金利が実質住宅ローン金利は無料になるわけです。
それに加えて住宅ローン減税によりその1〜1.2%である20万円〜24万円が税額控除(還付)されるわけです。
つまり、実質無料でローンを借りておき、さらに減税の恩恵もうけることができるわけです。ただし、東京スター銀行では別途「メンテナンスパック」として年率0.3〜0.5%程度の費用がかかります。
ただ、これを考慮したとしても年間のコストは6万円〜10万円くらいです。
これには団信(団体信用生命保険)も含まれているので、万が一の時には住宅ローンの残債はゼロになります。
住宅ローン減税分差し引きでプラスになる
こうすれば住宅ローン金利(預金分はゼロ)と住宅ローン減税による税還付を考えると、住宅ローンを組むことで逆にお金がもらえるというマイナス金利状態にすることも可能です。
こうすればキャッシュで家を購入する余力がある人でも、住宅ローンを組む方が逆にメリットのあるローン設計となります。住宅ローン総額相当の預金を出せる方にはかなりメリットがある住宅ローンだと考えられます。
ちなみに、2016年2月現在だと、一般の住宅ローンでも変動金利を中心に1%を下回る住宅ローンが増えているので、預金連動型住宅ローンでなくても実質的なマイナス金利住宅ローンを組めるようになっています。
参考:1%を切る住宅ローンでできる裏技、住宅ローンで事実上のキャッシュバック
住宅ローンなんて組まなくても、キャッシュで買えるわ!という方も制度と住宅ローンを上手に利用することでお得な減税の恩恵を受けることができる可能性があります。
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